通販サイトで「JAOS ドアハンドルプロテクター デリカミニ」を開いたところで、指が止まりませんでしたか。
「23-25」と「25+」。同じデリカミニなのに、商品が2つに分かれている。どっちが自分の車なのか、パッと出てこない。

カートに入れる直前で手が止まる。あの感じ、よく分かります。
ドアハンドルのくぼみって、毎日必ず爪が当たる場所なんですよ。ドアを開けるとき、あなたは指をあの窪みに突っ込んで引いていますよね。
朝の出勤前、雨の日の買い物帰り、荷物を抱えたまま。1日に何度も、何年も。



そこだけは、どんなに丁寧に乗っていても確実に消耗していきます。
正直に言うと、5,500円のパーツで人生は変わりません。貼らなくてもデリカミニは走ります。
ただ、買い間違えると5,500円は丸ごと無駄になります。JAOSの公式ページには、旧型用の製品にはっきり「25.10以降車 装着不可」と書いてあるからです。
この記事では、JAOS公式と三菱自動車公式に載っている数字だけを使って、次の3つを片付けます。
- あなたのデリカミニに合う品番を、車検証を見て1分で確定させる
- 5,500円という価格が妥当なのかを、三菱純正品と並べて判断できるようにする
- 貼ってから「しまった」とならないよう、公式が警告している落とし穴を先につぶす
読み終わるころには、迷いなく正しい品番をカートに入れられる状態になっているはずです。
あるいは「自分には要らないな」と、納得して閉じられる状態に。
どちらも正解ですからね。それでは行きましょう。
デリカミニ用のJAOSドアハンドルプロテクターは3種類。選ぶ基準は「年式」ひとつです


先に結論から言ってしまいます。デリカミニ用のJAOSドアハンドルプロテクターは、現在3種類。そして迷う要素は「年式」ひとつだけです。
デザインは完全に好みで選んで構いません。
なぜ年式だけなのか。理由はシンプルで、2025年10月にデリカミニがフルモデルチェンジしたからです。
ドアハンドルの形が変われば、そこに貼るシートの形も変わる。



だからJAOSは新旧で別の製品を用意している、というだけの話なんですよ。
まずは全体像を見てください。これが3製品の早見表です。
| 品番 | 製品名 | 適合年式 | 素材 | 価格(税込) |
| B636102 | カーボン調 type-B | 2023.05〜2025.09 (初代) | カーボン調PVC材 | 5,500円 |
| B636101 | カーボン調 type-A | 2025.10〜 (2代目) | カーボン調PVC材 | 5,500円 |
| B636101B | ジオメトリック type-A | 2025.10〜 (2代目) | ジオメトリック柄PVC材 | 5,500円 |
そして、この3つに共通している事実がこちらです。ここも押さえておくと、通販ページを見たときに混乱しません。
- 価格はすべて5,500円(税込)/5,000円(税抜)。どれを選んでも同じ
- 入数はドアハンドル用4枚。前後左右のドア4枚分がワンセットで揃う
- 参考取付時間は0.5時間(JAOS公表値)。プロの基準で30分見ておく作業量
- 素材はいずれもPVC。ボルトもネジも使わない「貼るだけ」のパーツ
つまり、値段で悩む必要も、枚数を数える必要もありません。年式さえ間違えなければ、あとは好きな柄を選ぶだけ。
ここから先の話は、その「間違えない」ための検算だと思って読んでください。



なんだ、シール貼るだけじゃん。ボクでもできそうだぜ!



その「貼るだけ」で一番つまずくのが、買う前の品番選びなんだよ。届いてから合わないと気づいても遅いからな。
そもそもドアハンドルプロテクターは、どこを守るパーツなのか


結論から言えば、このパーツが守っているのは「ドアハンドルの裏側にある、指を入れるくぼみの塗装面」です。
たったそれだけ。でも、そのたったそれだけが、車の見た目の印象をじわじわ削っていく場所なんですよ。
ドアを開けるとき、指はどこに入っているか


デリカミニのドアハンドルは、握って引くグリップタイプです。手を伸ばして、ハンドルの裏側に指を差し込んで、手前に引く。
この一連の動作の中で、爪の先はほぼ確実にくぼみの奥に当たっています。
塗装というのは、思っているより繊細です。



硬いもので繰り返し擦られれば、当然その分だけ削れていく。
爪は、思っている以上に硬い。そして人間は、ドアを開けるときに「そっと」なんて意識しません。
急いでいるときほど、勢いよく指を突っ込みます。



面白いもので、このキズは正面からは見えないんですよ。
夕方の斜めの光が当たったときや、洗車して水を拭き上げているときに、ふとした角度で細い線が浮かび上がる。そこで初めて「あ」となる。
あなたも一度、明るいうちにドアハンドルの裏を覗き込んでみてください。想像より線が入っているかもしれません。
自分が気をつけていても、防ぎようがない


ここが、このパーツの存在意義の核心だと思っています。ドアハンドルのキズは、自分の努力ではどうにもならないんです。
デリカミニは家族の車です。



運転するのは自分でも、ドアを開けるのは自分だけじゃありません。
奥さんが買い物袋を提げたまま開ける。子どもが「早く乗りたい」と全力で引っぱる。ネイルをしている人が乗る。後席に友達が乗る。ペットを抱えたまま片手で開ける。
だから中古車を見ていると、運転席のドアハンドルは比較的きれいなのに、助手席と後席だけキズだらけという個体に出会います。
乗っていた人が雑だったわけじゃない。その車が、ちゃんと家族に使われていたというだけの話なんですよね。



うちの子、乗るとき絶対ドアに指を引っかけて開けるんです…。「気をつけて」って言っても3秒で忘れるんですよね。



それを毎回注意するのはお互いしんどいだろ。人を変えるより、当たる場所に1枚貼るほうが早い。そういうパーツだ。
一度入ったキズは、洗車では戻らない


汚れなら落ちます。でもキズは落ちません。ここが決定的に違うところです。
浅い擦れであれば磨きである程度目立たなくできることもありますが、爪でえぐられたような線が入ってしまうと、基本的には塗装をやり直す世界に入ります。
ドア1枚を塗るとなると、工場や状態によって金額は大きく変わりますが、5,500円で収まる話ではまずない。



これはイメージしていただけると思います。
この対比が、このパーツの価値をいちばん分かりやすく説明してくれます。
5,500円で「消耗する部分」を身代わりにできる。プロテクターというのは、そういう考え方の商品なんですよ。
だから「触る場所」と「塗装」の間に1枚挟む


原理はびっくりするほど単純です。爪が当たる場所に、爪が当たっていい層を作る。傷んでいいものを先に置いておく。それだけ。
JAOSの製品説明でも、この製品は「ドア開閉時にうっかり付いてしまうドアハンドル部のひっかきキズや汚れを防止」するものとされています。
そのうえで、車種のドアハンドル形状(くぼみ)に合わせてカットされた専用設計になっている、と。
つまりこれは、ドレスアップパーツである前に消耗品としての「盾」です。
カーボン調の見た目はおまけ。



……と言いつつ、そのおまけが結構うれしいのも事実なんですけどね。
【最重要】デリカミニは新旧で品番が違う|車検証で1分の適合確認


この記事で、ここだけは飛ばさないでください。買い間違いの9割は、このセクションを読んでいれば防げます。



理由は先ほども触れたとおり、デリカミニが2025年にフルモデルチェンジしたからです。
三菱自動車は2025年9月18日に新型デリカミニを発表し、2025年10月29日から販売を開始しました。車両価格は196万4600円〜290万7300円(消費税込み)です。
新型デリカミニのグレードについては 【全6グレード比較】デリカミニの違いと失敗しない選び方ガイド で詳しく解説しています。
同じ「デリカミニ」という名前のまま中身が変わった。だから通販ページの適合表記が「23-25」「25+」の2つに割れているわけです。
旧型(2023.05〜2025.09)は「type-B/品番B636102」


初代デリカミニに乗っている方は、こちら一択です。
JAOS ドアハンドルプロテクター カーボン調 type-B デリカミニ(23-25)
品番:B636102/JANコード:4948350305634
適合年式:2023.05-2025.09(適応:ALL=全グレード)
素材:カーボン調PVC材/入数:ドアハンドル用4枚
価格:5,500円(税込)/参考取付時間:0.5時間
そして、ここが今日いちばん大事な一文です。JAOSはこの製品ページの適合欄に、はっきりこう書いています。
※25.10以降車 装着不可
「装着不可」です。「見た目が少し違う」ではありません。 新型に旧型用を買ってしまうと、そのままでは使えない。



5,500円がそっくり無駄になります。ここだけは、どうか慎重に。
新型(2025.10〜)は「type-A/品番B636101・B636101B」


2代目デリカミニに乗っている方、そして今まさに納車待ちの方は、こちらの2つから選びます。
新型は、カーボン調とジオメトリックの2デザインが用意されているのがうれしいところです。
①JAOS ドアハンドルプロテクター カーボン調 type-A デリカミニ(25+)
品番:B636101/JANコード:4948350303357
素材:カーボン調PVC材
②JAOS ドアハンドルプロテクター ジオメトリック type-A デリカミニ(25+)
品番:B636101B/JANコード:4948350307683
素材:ジオメトリック柄PVC材
共通:適合年式2025.10-(適応:ALL)/入数ドアハンドル用4枚/5,500円(税込)/参考取付時間0.5時間
逆に言うと、ジオメトリック柄は今のところ新型専用です。
旧型オーナーの方が「幾何学模様のほうがいいな」と思っても、現状ではカーボン調から選ぶことになります。ここは正直に伝えておきますね。
車検証の「型式」の頭文字を見れば、1分で判別できます


「うちの車、2025年の何月に納車だったっけ……」と考え始めた方。思い出そうとしなくて大丈夫です。車検証を出してください。
デリカミニは、初代と2代目で型式(かたしき)がまったく違います。



しかも都合のいいことに、頭の2文字を見るだけで見分けがつくんですよ。
| 車検証の型式 | どっち? | 買うべき品番 |
| B34A / B35A / B37A / B38A (5AA-B34A、4AA-B35A などと記載) | 初代 2023.05〜2025.09 | B636102 (カーボン調 type-B) |
| BA1A / BA2A / BA5A / BA6A (5BA-BA1A、4BA-BA2A などと記載) | 2代目 2025.10〜 | B636101(カーボン調) B636101B(ジオメトリック) |
覚え方はこれだけです。「B3」で始まれば旧型、「BA」で始まれば新型。
車検証の型式欄は「5AA-B34A」のように、頭に排出ガス・燃費の識別記号が付いた形で書かれています。
ハイフンの後ろを見てください。そこが「B3〜」か「BA〜」か。それだけで、あなたが買うべき品番は確定します。



年式って、契約した日と納車された日どっちなんだろう…って毎回混乱するんですよね。



だから記憶に頼るなって話だ。車検証を見ろ。型式はごまかしようがない。1分で終わる。
そもそも「type-A」「type-B」とは何なのか


ここ、意外と誰も説明してくれないので触れておきます。
JAOSのドアハンドルプロテクターに付いている「type-A」「type-B」「type-C」というのは、車種名ではなく、ドアハンドルのくぼみ形状の分類記号です。
似た形状のハンドルを持つ車種は、同じ型のシートを共有できる。



だからJAOSは形状ごとに型番を分けているんですね。
実際、type-A(品番B636101)はデリカミニ専用ではありません。ハイラックスやランドクルーザー、ハスラー、アウトランダーなど、複数の車種で同じ品番が使われています。
だから、通販サイトで「B636101」と検索すると、まったく別の車種のページがずらっと出てきて「え、これデリカミニ用じゃないの?」と焦ることがあるんですよ。
でも慌てなくて大丈夫。品番が同じでも、適合欄に書かれている車種と年式が違うだけです。
- 通販で買うときは「品番」「デリカミニ」「年式(23-25 or 25+)」の3点セットで確認する
- 商品名に「デリカミニ(23-25)」「デリカミニ(25+)」と入っているかを必ず見る
- 迷ったらJAOS公式の車種別ページから型番を控えてから買う
カーボン調とジオメトリック、どっちを選ぶ?


新型オーナーの方だけが持てる贅沢な悩みです。結論を言ってしまうと、キズを防ぐ機能は同じ。違うのは見た目の主張の強さだけなので、好きなほうを選んで大丈夫です。
とはいえ「好きなほう」が決まらないから調べているわけですよね。判断材料を並べます。
| カーボン調 B636101 / B636102 | ジオメトリック B636101B | |
| 適合 | 新型・旧型の どちらにも設定あり | 新型(25+)専用 |
| 素材表記 | カーボン調PVC材 | ジオメトリック柄PVC材 |
| 印象 | スポーティ/王道 | 艶控えめ/さりげない |
| 価格 | 5,500円(税込) | 5,500円(税込) |
カーボン調が向いている人


ブラック系のパーツで統一している方、ボディカラーが黒や濃色の方には、こちらがハマります。
カーボン調は「クルマのカスタムでいちばん外さない柄」ですからね。
それと、旧型オーナーの方は実質こちら一択です。



選択肢がないというのは、逆に言えば迷わなくていいということでもあります。
ジオメトリックが向いている人


ホワイトやベージュなど明るいボディカラーで、これ以上「黒い面積」を増やしたくないという方。
JAOS公式でもジオメトリックは艶を控えめにした柄と説明されており、光り方が穏やかなぶん、明るいボディでも浮きにくいのが持ち味です。
「カーボン調はちょっとやり過ぎかな」と感じるタイプの方には、こちらのほうが長く付き合えると思います。



ボクは断然カーボンだぜ!かっこいいほうがテンション上がるじゃん!



デリ丸はいつもそれね…。でも毎日触る場所だから、飽きないほうがいいと思うのよ。
それでも決まらないときの決め方


3つだけ基準を置いておきます。この順番で見ていけば、だいたい決まります。
- ①ドアハンドル本体の色で決める/ボディ同色ならどちらも馴染む。メッキや加飾入りならカーボン調のほうが締まって見えやすい
- ②他に付けているパーツのトーンに合わせる/すでにJAOSのパーツを付けているなら、そのシリーズの質感に寄せると全体がまとまる
- ③本当に決まらないならカーボン調/汎用性が高く、後から他のパーツを足しても喧嘩しにくい
ちなみに、どちらを選んでもJAOSのロゴが小さく入ります。



この控えめなブランドの主張が、実はいちばんの「らしさ」だったりするんですよ。
三菱純正「ドアハンドルインナープロテクター」とは何が違うのか


新車の見積書に「ドアハンドルインナープロテクター 13,200円」という行を見つけて、この記事にたどり着いた方もいると思います。
結論から言うと、この2つは「高い方と安い方」ではありません。「隠す」か「魅せる」かの、思想が違う商品です。



ここを取り違えると、選び方を間違えます。
まず数字を並べます。
| JAOS ドアハンドルプロテクター | 三菱純正 ドアハンドルインナープロテクター | |
| 価格 | 5,500円(税込) | 13,200円(税込) 本体6,000円+参考取付工賃6,000円 (内訳はいずれも税抜) |
| 入数 | ドアハンドル用4枚 | 4点セット (フロント・リヤ左右) |
| 見た目 | カーボン調/ジオメトリック =見せる | クリアタイプで目立たない =隠す |
| 取り付け | 貼付け 参考取付時間0.5時間 | 貼付けタイプ (工賃込みの価格設定) |
| 適合 | 年式で品番が分かれる | デリカミニ/eKスペース |
純正が向いている人


純正のいちばんの価値は「クリアタイプなので目立たない」という一点に集約されます。
三菱自動車の商品説明にもそう書かれています。つまり、貼ったことに気づかれない。
- デリカミニの純正のデザインを1ミリも崩したくない人
- 自分で作業したくない、ディーラーに全部任せたい人
- 新車購入時の見積もりにまとめて乗せて、支払いを一本化したい人
JAOSが向いている人


一方でJAOSは、キズ防止のついでに見た目も変えたいという欲張りな人のための商品です。守りながら、ちょっと格好つける。
- ドアハンドル周りにアクセントを入れたい人
- 自分で貼れる人(=工賃6,000円ぶんを自分の手間に置き換えられる人)
- 4WDパーツの老舗ブランドのロゴが入ることに価値を感じる人
ちなみにJAOSは1985年創業、社名は「JAPAN OFFROAD SERVICE」の頭文字です。
デリカとの付き合いは先代のスターワゴンやスペースギアの時代から続いていて、デリカD:5向けだけで158製品以上という全車種中最大のラインアップを持っています。
デリカを一番長く見てきた社外メーカーのひとつ、という背景を知っておくと、このロゴの意味も少し変わって見えるかもしれません。
価格差7,700円の正体は「工賃」です


ここが今回いちばん面白いところなんですよ。純正の13,200円という価格、内訳を見てください。
本体6,000円+参考取付工賃6,000円(いずれも税抜)。つまり金額のほぼ半分が工賃です。
本体価格だけで比べると、純正6,000円(税抜)に対してJAOSは5,000円(税抜)。実はそこまで大きな差ではありません。



差を生んでいるのは「誰が貼るか」なんです。
この構造が分かると、判断がすごくシンプルになります。
「自分で貼れるなら5,500円で済む。貼りたくないなら、その手間を6,000円で買える」。
どちらが正しいという話ではなく、自分の時間と手間をどう評価するかの問題だということですね。



純正のほうが安心な気がして、つい見積もりに入れたままにしちゃうんですけど…。



その「安心」の中身を分解してみろ。半分は工賃だ。自分で貼れるなら、その6,000円はガソリン代に回せる。
取り付けは自分でできる?JAOS公表の参考取付時間は「0.5時間」


結論。特別な工具は要りません。ただし「やり直しが効かない」タイプの作業です。
JAOSが公表している参考取付時間は0.5時間。これはプロが作業した場合の目安ですから、初めての人は余裕をもって1時間くらい空けておくと気持ちが楽になります。
急いで貼ろうとすると、まず失敗しますからね。
用意するもの


本当にこれだけです。ドライバーもレンチも出番はありません。ただし作業は洗車後に綺麗な状態で行いましょう!
- きれいな布(マイクロファイバークロスなど)/汚れた布で拭くと逆効果
- 脱脂できるもの(パーツクリーナー等)/ボディやプロテクターを傷めない製品を選ぶこと(後述の注意点も必ず確認)
- 時間の余裕/これが一番大事
そして霧吹きは絶対に用意しないでください。 ステッカー貼りの定番テクである「水貼り」は、この製品では厳禁です。
理由は次のセクションで詳しく説明します。
貼り付けの流れ


手順そのものは単純です。ポイントは「焦らないこと」と「剥離紙を一気に剥がさないこと」。
この2つだけ守れば、まず失敗しません。
ここが仕上がりの8割を決めます。洗車後、水気を拭き取ってから脱脂。指の脂が残っていると、そこから浮いてきます。
「もう十分だろう」と思ってから、もう一度拭いてください。
プロテクターをくぼみに当てて、上下左右の余白がどうなるかを目で確認します。



この一手間を飛ばした人が、あとで泣きます。
左右のドアで形が違う場合もあるので、どれがどのドア用かも先に確認しておきましょう。
いきなり全部剥がすと、粘着面同士がくっついて一瞬で終わります。
半分だけ剥がして仮止めし、位置を微調整。ここで納得いくまで粘ってください。
位置が決まったら残りの剥離紙を剥がし、指の腹で中央から外へ。
空気が入ったら、無理に剥がさず外側へ押し出していきます。



カーブしている部分は、少しずつ馴染ませるのがコツです。
特に縁の部分。ここが浮いていると、洗車のたびに水が入って剥がれの原因になります。
貼った直後は粘着が安定していないので、しばらく洗車は控えるのが無難です。
天気と気温を味方につける


これはJAOSの注意事項に書かれていることではなく、粘着シートを貼る作業全般に共通する基本の話です。
でも、知っているかどうかで仕上がりがまるで変わります。
粘着シートは、寒いと硬くなって粘着力も落ちます。



真冬の朝、屋外の日陰で作業するのは相当に不利です。
逆に、真夏の炎天下でボディが火傷しそうなほど熱いのも扱いにくい。狙い目は春や秋のよく晴れた日中、ボディがほんのり温かいくらいの状態です。
「今日じゃなきゃダメ」という作業ではありません。天気を待てるのも、DIYの特権ですからね。
自信がないなら、プロに頼むのも立派な正解


ここで思い出してほしいのが、純正の「参考取付工賃6,000円」という数字です。
プロですら、この作業に6,000円という値段を付けているわけですよ。



つまり、決して「誰でも一発で完璧にできる作業」ではないということでもあります。
失敗して5,500円をゼロにしてしまうくらいなら、ディーラーやカー用品店、カスタムショップに持ち込んで工賃を払ったほうが、結果的に安上がりということも十分あり得ます。
持ち込み取り付けの可否と工賃は店によって違うので、事前に電話で確認してから行くのがおすすめです。



ボクが貼ってやろうか?けっこう器用なんだぜ?



肉球で位置合わせができるならな。……お前は横で見てろ。
貼る前に必ず読んでほしい注意点|JAOS公式が明記している5つ


ここは、買う前に読んでおいてほしいセクションです。というのも、そもそも「そのままでは貼れない車」があるからなんですよ。
以下はすべて、JAOSが製品ページの注意事項に明記している内容です。
読み飛ばされがちな部分ですが、ここに書かれていることを知らずに貼ると、かなりの確率で後悔します。
①【最重要】ボディコーティング施工車は、そのままでは貼れない


まずこれです。JAOSの注意事項にはこう書かれています。
ボディーコーティングが施工されている車両に装着すると十分な接着力を確保できず、浮きや剥がれの原因となるため、貼付け前にボディーコーティングを除去してから取り付けしてください。
ここ、本当に大事です。新車を買うときにボディコーティングを入れた方は、かなりの割合でこれに該当します。
コーティングというのは、水や汚れを弾くために塗装面をツルツルにする施工です。ツルツルということは、粘着テープが食いつきにくいということでもある。



だから「貼ったのにすぐ剥がれた」というトラブルの多くは、製品の問題ではなくここが原因なんですね。
とはいえ「コーティングを除去する」というのは、素人が勢いでやると塗装を傷めかねない作業です。
自分のデリカミニにコーティングが入っているかどうか分からない場合、あるいは除去の方法に自信がない場合は、施工したお店やディーラーに相談してからにしてください。
ここは無理をするところではありません。
②水貼り(霧吹き)は絶対にしない


ステッカー貼りの動画を見たことがある方なら、「霧吹きで水を吹いてから貼ると位置調整ができる」というテクニックをご存じだと思います。
この製品では、それをやってはいけません。
JAOSの注意事項には「水貼り(霧吹きを使用する貼り方)は製品が変色(白化)するおそれがあるため絶対にしないでください」と明記されています。



良かれと思ってやったテクニックが、製品を白く濁らせる。これが一番もったいない失敗パターンです。
どこかで見た方法を、そのまま持ち込まないこと。
位置合わせは、水ではなく「剥離紙を半分だけ剥がす」で対応してください。
③ワックス・コーティング剤・溶剤の付着に注意


JAOSは「ワックスやコーティング剤などのケミカル製品およびガソリンやシンナーなどの溶剤が付着するとシミや膨れが発生する原因になる」ため、誤って付着した場合はすぐ拭き取るよう案内しています。
これは貼った後の洗車ルーティンに直結する話です。
ボディにワックスやコーティング剤を塗るとき、ドアハンドルのくぼみにも普通に垂れますよね。そこにプロテクターが貼ってある。



気づいたらすぐ拭く、という習慣をひとつ増やしておくといいと思います。
給油のときにガソリンが飛ぶことも、虫取り剤や鉄粉除去剤を使うこともある。
「垂れたら拭く」だけで寿命はだいぶ変わります。
④高圧洗浄・スチーム洗浄で剥がれることがある


JAOSの注意事項には「高圧洗浄やスチーム洗浄などにより剥がれや浮きが生じる場合があります」とあります。
これを実際の行動に翻訳すると、こうなります。
- コイン洗車場の高圧ガンを、ドアハンドルに至近距離で当てない
- 汚れを落としたいときは、距離を取るか、手で洗う
- 特にプロテクターの「縁」に真横から水流を当てない。めくれの起点になる
洗車機については、機械の種類や状態によって条件が変わるため、一律に「大丈夫」とも「ダメ」とも言えません。



気になる場合は、貼った直後だけでも様子を見ながら使うのが安全です。
⑤雨のあとに白く濁っても、それは異常ではない


これは知っておくと精神衛生上とても良い情報です。
JAOSの注意事項には「長時間、雨水など水分が付着した状態に置かれた場合、表面が白く濁ることがありますが、使用している材質(PVC)の特性で異常ではなく、乾燥すると復元します」という趣旨の説明があります。



つまり、雨の翌朝に白くなっていても、不良品ではありません。
これを知らないと「買ってすぐ白くなった!」と焦って問い合わせることになる。
知っているだけで、無駄な心配がひとつ消えます。
もっと知りたい人向け:PVCってどんな素材?
PVCはポリ塩化ビニルの略で、いわゆる「塩ビ」のことです。
カーラッピングフィルムやステッカー、看板シートなど、屋外で使う貼り物に幅広く使われている素材で、柔軟性があって曲面に馴染みやすいのが特徴です。
一方で、溶剤や強いケミカルには弱く、長時間水分に触れると一時的に白く濁ることがあります。
JAOSが注意事項に「水貼り厳禁」「溶剤付着に注意」「白濁は異常ではない」と並べて書いているのは、いずれもこのPVCという素材の性質から来ているわけですね。
素材の性格を知っておくと、注意事項が「覚えるルール」ではなく「納得できる理屈」に変わります。
やってはいけないこと
- 霧吹きを使った水貼り(白化のおそれ)
- コーティング施工車にそのまま貼ること
- 高圧洗浄機をドアハンドルに至近距離で当てること
やるべきこと
- 貼る前に、しつこいくらい清掃・脱脂する
- 剥離紙を剥がす前に現物合わせをする
- ケミカルや溶剤が付いたら、すぐ拭き取る
正直な話、「貼らない」という選択もアリです


ここまで散々説明しておいて何ですが、全員が買うべきパーツだとは思っていません。
ドアハンドルにキズが入ったからといって、車が走らなくなるわけではありません。安全性にも関係ない。
極端な話、気にならない人にとっては永遠に不要なパーツです。カスタムって、そういうものだと思うんですよ。必要なものだけ選べば、それで十分。



そのうえで、判断材料として整理しておきます。
貼る価値が高い人


- 新車、または納車待ち/まだキズがゼロの今が、費用対効果の最大値
- 家族や子どもがよく乗る/自分の努力では防げない領域を守れる
- 黒や濃色系のボディ/細かいキズが光の角度で目立ちやすい
- 長く乗るつもり、または将来の下取りを意識している
- すでに1本キズを見つけてしまった/これ以上増やしたくないなら今
無理に貼らなくていい人


- すでにキズが入っていて、正直まったく気にしていない
- 近いうちに乗り換える予定がある
- 貼り物そのものが好きではない(ステッカー類を一切付けない主義)
- 「剥がすときどうなるんだろう」が気になって、貼ったあと落ち着かなくなりそう
最後の項目、笑い事じゃないんですよ。気になり続けるくらいなら、貼らないほうが幸せです。
車は気分よく乗るためのものですからね。
「もうキズが入ってしまった」人はどうすればいい?


正直に言います。プロテクターは、キズを消すパーツではありません。 あくまで「これ以上増やさない」ためのものです。
すでに入ってしまったキズを本当に消したいなら、磨きやタッチアップ、あるいは塗装という別の手段が必要になります。



そこは混同しないほうがいいと思います。
ただ、くぼみの内側という見えにくい場所ですから、上から貼ることで結果的に視線から外れる、ということはあり得ます。
とはいえキズの深さや位置によるので、「必ず目立たなくなります」とは言えません。
期待するのは”隠す効果”ではなく、”これ以上増やさない効果”のほうにしておくのが健全です。



金で買えるのは「まだキズがない場所を、これから守ること」だけだ。過去は買い戻せん。だから新車のうちに手を打つ奴が一番得をする。
キズと汚れを防ぐ発想は、ドアハンドル以外にも効きます


ドアハンドルが傷むのは、毎日必ず触るからです。
この理屈が分かると、「じゃあ他にも同じ条件の場所があるな」と気づけるようになります。
給油口まわりも、実は同じ構造


フューエルリッド、いわゆる給油口のフタです。
開けるときに指をかけ、ノズルを差し込み、給油機のホースが当たる。ドアハンドルと同じで「毎回触る場所」なんですよね。
JAOSはここにもプロテクターを用意していて、しかもドアハンドルとまったく同じ年式区分になっています。
| 製品 | 品番 | 適合 | 価格(税込) |
| フューエルリッドプロテクター デリカミニ(23-25) | B633392 | 初代(B3◯A) | 5,500円 |
| フューエルリッドプロテクター デリカミニ(25+) | B633393 | 2代目(BA◯A) | 5,500円 |
お気づきでしょうか。ここでも「23-25」と「25+」で品番が分かれています。
つまり、この記事の前半でやった車検証の型式チェックは、JAOSのプロテクター類を買うときにずっと使える知識だということです。



一度覚えてしまえば、次からは10秒で済みます。
ドアハンドルと給油口を揃えると、車の側面の「触る場所」がひととおり同じトーンでまとまります。
同時に買うかどうかは別として、選択肢として頭の片隅に置いておくといいと思いますよ。
毎日触る場所は、車内にもある


ここまで外装の話をしてきましたが、「毎日指で触る場所」で言えば、実は車内のほうが過酷かもしれません。
特に新型デリカミニは、12.3インチと7インチを組み合わせた大型ディスプレイを搭載しています。



ナビもオーディオもエアコンも、指で画面を触って操作する時代です。
触る回数はドアハンドルの比ではありません。 指紋、皮脂、そして細かいスリキズ。
「触る場所を守る」という発想は、そのまま車内にも持ち込めます。
たとえば画面に塗って拭くだけの液体ガラスコーティング剤なら、フィルムを貼らずに指紋や汚れを付きにくくできます。
スマホ用として売られているスマホまもる君はタブレットやカーナビ画面にも使えるタイプなので、ドアハンドルを守るついでに車内も、という考え方はアリだと思います。
守るべきは塗装だけじゃない。



「自分が毎日触る場所」を数えてみると、意外と手を打てるところが残っているものなんですよ。


JAOSドアハンドルプロテクター デリカミニ用のよくある質問


最後に、購入前によく聞かれる疑問をまとめておきます。
- 剥がすことはできますか?跡は残りませんか?
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物理的に剥がすことは可能ですが、JAOSは「強力な粘着面でしっかり貼付けできる」ことを製品の特徴として挙げています。つまり簡単には剥がれない設計です。
貼付期間や気温、塗装やコーティングの状態によって、粘着剤が残ったり跡が見えたりする可能性は否定できません。
原状回復を強く重視される場合は、購入前に販売店やJAOSに確認しておくと安心です。
- 洗車機に入れても大丈夫ですか?
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JAOSの注意事項には「高圧洗浄やスチーム洗浄などにより剥がれや浮きが生じる場合がある」と記載されています。
洗車機はブラシの種類や水圧が機械ごとに異なるため、一律に可否を言い切ることはできません。
特に貼り付け直後は粘着が安定していないため、しばらく手洗いにして、縁の浮きがないか確認してから使うのが無難です。
- 車検に影響しますか?
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ドアハンドルのくぼみに貼るシートタイプの製品で、灯火類や視界、保安基準に関わる部位を覆うものではありません。
とはいえ車検の判断は検査を行う現場に委ねられる部分もあるため、心配な場合は車検を依頼する予定の工場やディーラーに事前に確認しておくと確実です。
- バックドア(リアゲート)の分は入っていますか?
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JAOS公式の入数表記は「ドアハンドル用4枚」です。バックドアのハンドルは含まれません。
- 旧型に新型用(type-A)を貼ることはできますか?
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おすすめしません。JAOSは旧型用(B636102)の適合欄に「※25.10以降車 装着不可」と明記しており、新旧でドアハンドルの形状に合わせた専用設計になっています。
形が合わないものを無理に貼っても、隙間から浮いてきたり、見た目が中途半端になったりするだけです。車検証の型式を確認して、正しい品番を選んでください。
- どのくらいの期間もちますか?
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JAOSから耐用年数の公表はありません。屋外保管か屋内保管か、洗車の頻度と方法、走行環境によって差が出るのが実情です。
ただ、これは消耗品として割り切るべき性格の製品でもあります。傷んできたら貼り替える、という前提で考えておくと気が楽になります。
- どこで買えますか?
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JAOSの取扱店のほか、大手通販サイトやカスタムパーツ専門店でも扱われています。どこで買う場合も、商品名に「デリカミニ(23-25)」または「デリカミニ(25+)」と入っているか、品番が自分の年式に合っているかを必ず確認してください。
価格・仕様・適合は変更されることがあるため、最新情報はJAOS公式サイトでの確認をおすすめします。
まとめ|デリカミニの「まだキズのないくぼみ」は、5,500円で守れます


長くなりましたが、覚えて帰っていただきたいのは3つだけです。
- 年式で品番が変わる。車検証の型式が「B3」で始まればB636102、「BA」で始まればB636101(カーボン調)/B636101B(ジオメトリック)
- 純正13,200円との価格差7,700円は、その大半が工賃。自分で貼れるなら5,500円で同じ目的を果たせる
- 貼る前にコーティングの有無を確認。水貼りは絶対にしない。この2つで失敗のほとんどは防げる
なお、この記事に載せた価格・仕様・適合はすべて2026年9月時点でJAOS公式および三菱自動車公式に掲載されていた内容です。製品の仕様や適合、価格は予告なく変更されることがあります。
注文される前に、必ずJAOS公式サイトのデリカミニ商品一覧で最新の情報を確認してください。



ここだけは、ひと手間かける価値があります。
ドアハンドルのくぼみって、自分ではほとんど見ない場所なんですよ。乗り込むときは体が先に動いているし、降りるときは次の予定で頭がいっぱいだから。
でも、洗車を終えて少し離れたところから愛車を眺めたとき。夕方の光がボディの横を撫でていくとき。ふと目に入るんです、あの細い線が。



あれを見つけたときの、ちょっと沈む感じ。あなたにも味わってほしくないなと思います。
5,500円は、決して安い買い物ではありません。ただ、その5,500円で「これから10年ぶんの爪あと」を先回りして防げるなら、悪くない選択だと思いませんか。
まずは車検証を出して、型式の頭2文字を確認するところから。そこさえ間違えなければ、あとは好きな柄を選ぶだけです。
あなたのデリカミニが、これからも気持ちよく毎日を走ってくれますように。



車を大事にするってのは、高い金をかけることじゃない。傷む場所を先に知って、手を打っておくことだ。それだけでいい。

